目次
この記事を読むと分かること
- pCloudの「データリージョン」とは何か
- EUリージョンとUSリージョンの違い
- pCloudでデータリージョンを確認する方法
- 初期設定時にリージョンを選ぶ際のポイント
- 用途に合わせたリージョン選択の考え方
- 関連するセキュリティ設定・暗号化機能の概要
はじめに:pCloudではデータの保管場所を自分で選べる
クラウドストレージサービスを比較する際、「容量」「使いやすさ」「価格」などに注目しがちですが、実は近年、“データをどの国に保存するか” を自分で選べるかどうかが重要視されるようになっています。
このデータの保管場所は一般に「データリージョン(Data Region)」と呼ばれ、企業の法務対応やプライバシーポリシーとの関係でも求められるケースが増えています。
pCloudは、ユーザーがアカウントを作成する際に 「EU(ヨーロッパ)」または「US(アメリカ)」のどちらをデータリージョンとして選ぶか を決められることが大きな特徴です。
この記事では、pCloudのデータリージョンとは何か、どう設定するのか、どちらを選ぶべきかを分かりやすく解説します。検索から本記事に来られた方でも、読み終える頃にはデータリージョンの基礎と活用方法が理解できる内容になっています。
データリージョンとは?クラウドにおける「データの住所」
まず「データリージョン」とは、クラウドサービスがユーザーのファイルを保管するサーバーの物理的な所在地を指します。
クラウド利用が当たり前になった今でも、データが実際にどの国に保存されているかはサービスによって異なります。
これは、以下のような理由から重要度が増しています。
- 国ごとのデータ保護法(例:GDPR)への準拠が必要
- 企業によっては「国内またはEU圏に保存すべき」という規定がある
- アクセス速度が利用者の所在地とサーバー距離に影響される
- 外部ツールやAPIの接続先により、適したリージョンが変わる
- プライバシーへの意識が強まり、明確なリージョン提示が求められる
pCloudは、こうしたニーズに応える形で、ユーザーが自らリージョンを選択できる仕組みを採用しています。
pCloudで選べるデータリージョンは「EU」と「US」の2種類
● EUリージョン(ヨーロッパ)
- pCloudの本社があるスイスおよびEU圏のデータ保護法制に基づく管理
- GDPRのような厳格なプライバシー規定への対応
- 個人情報や業務データを中心に扱うユーザーとの相性が良い
- 日本からの利用でも安定した速度を保持
● USリージョン(アメリカ)
- 米国内のデータセンターで運用
- グローバルなツールやサービスとの連携を重視する用途に向く
- 海外チームとファイル共有を行う機会が多い場合は選択肢になる
- 外部APIと連携する際に相性が良いケースがある
pCloudはどちらのリージョンでも同じインターフェースで利用できますが、「法的準拠の違い」と「グローバルアクセスの速度」が主な差となるのではないかと考えられます。
pCloudのデータリージョンを確認する方法
現在、自分のアカウントがどのリージョンを使っているかは、以下の手順で確認できます。
▼ Web版 pCloud
- pCloudへログイン
- 左メニューの「マイプロファイル」 →「設定」へ移動
- 設定画面の「アカウント」タブをクリック
- 「データリージョン」の項目に EU / US と表示される

▼ スマホアプリ(iOS/Android)
以下の手順は「iOS」のものです。
- アプリを起動
- 画面下メニュー →「その他」→「設定」へ移動
- アカウント情報内に「データリージョン」が表示

ここに表示されている内容が「現在のデータの保存場所」になります。
pCloudではデータリージョンの変更はできる?
検索意図として非常に多いのが、「pCloud リージョン 変更」「pCloud データリージョン 変えたい」
といったキーワードです。
結論として、アカウント作成後にリージョンを切り替えることはできますが、リージョンを変更する際には追加料金が発生するため注意が必要です。
また、共有機能を利用したり、ファミリープランの「容量の割り当て」を利用したい場合などでは、自分と相手のデータリージョンが揃っている必要があるので、意外と見落としがちですがこちらも注意が必要です。
リージョン選択は「最初が大切」なので、この記事では後述する用途別の選び方を参考にしていただくと安心です。
どちらを選ぶ?用途別のデータリージョン選択の考え方
決めるときに迷うポイントを整理すると、以下の観点が役立ちます。
● EUリージョンがおすすめのケース
- 個人情報や業務データを中心に扱う
- 取引先がEU圏でGDPRに対応したい
- プライバシー保護を優先したい
- 日本から安定したアクセス速度を確保したい
● USリージョンがおすすめのケース
- 海外メンバーとのファイル共有が多い
- AIツールや外部APIと連携して利用する場面がある
- アメリカやアジア圏との通信速度を重視したい
- グローバルプロジェクトに参加している
pCloudにおけるセキュリティの基盤はどちらも共通のため、リージョン選択は「法的観点」と「利用環境」で決めるのが最も合理的です。
リージョンの違いと安全性について
pCloudでは、リージョンにかかわらず以下のセキュリティ基準を採用しています。
- TLS/SSLによる通信暗号化
- サーバー側での暗号化管理
- pCloud Encryption(有料)を使えばエンドツーエンド暗号化も可能
- 物理サーバーはISO認証を取得済み
つまり、EU / US の差はセキュリティレベルというよりも 「法律の違い」 と 「通信経路の最適化」 に近いと考えると理解しやすいです。
他機能との関連:バックアップ機能や外部連携との関係
データリージョンは、pCloudの他の機能ともささやかながら関係があります。
- AI連携や外部API
- AI連携や外部API通信で「US」「EU」どちらを経由するかによって相性が良いリージョンがあるケースもある
- バックアップ機能
- リージョンがどちらでも同じ仕組みで利用可能
- フォルダ共有・共同編集
- リージョンは混在不可のため、チームで使う場合は統一が望ましい
こうした背景を知っておくと、導入時の「どちらにする?」問題がスムーズになります。
関連情報:より理解を深めるために読みたい記事
本記事はデータリージョンを中心に扱いましたが、pCloudをより広く理解するには以下の記事も役立ちます。
ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ
- pCloudのデータリージョンは「EU」と「US」の2つ
- リージョンの違いは主に「法的準拠」「通信経路」「外部連携」
- セキュリティレベルは基本的に同等
- アカウント作成後のリージョン変更は負担が大きい
- 利用目的やチーム構成に合わせて選ぶことが重要
この記事を参考に、pCloudのデータリージョンを理解し、より安心してクラウドストレージを活用していただければ幸いです。

pCloudデータリージョン。大切なデータをアメリカに預ける? ヨーロッパに預ける? 選択の自由を与える試みとは。
データリージョンの違いは?
なぜ選ぶ必要があるの?



