動画編集の「はじめの一歩」は「FlexClip!?」

目次
はじめに
近年、YoutubeやTicTokなどの動画共有サービスの人気が高まるにつれて、「動画需要」というものが高まってきていると思います。そのような中で、「いかに短くインパクトのある動画を作って届けられるか」ということが特に重要視されているように思えます。つまり、それだけ「早く、簡単に」動画を作りたいという人が多くなってきているということでしょう。そのようなニーズに応える動画編集サービスとして近年注目されているのが、クラウドベースの動画編集ソフトである「FlexClip」です。
FlexClipはその豊富なテンプレートや素材、そしてAIを活用した機能で、初心者でも簡単にクオリティの高い動画を作成できるソフトとして近年注目されており、世界中で500万人以上の登録者がいます。

本記事ではそんなFlexClipの機能の紹介、使い心地に関するレビュー、他ツールとの比較という順番で話を進めます。
FlexClipの基本情報と特徴
FlexClipは香港に本社を置く「PearlMountain Limited社」によって提供されているクラウドベースの動画編集ソフトであり、世界中で500万人以上の登録者を有しています。その特徴は主に次の3つです。
- クラウドベースであるためPCとインターネット環境さえあればいつでもどこでも編集作業できること
- 数千以上のテンプレート、写真、音声、動画、効果音などの数百万以上の著作権フリーのメディア素材があるため、あらゆる動画ニーズに応えられること
- 「無料プラン」「プラスプラン」「ビジネスプラン」の3種類があり、それぞれ「年額」「月額」から選択でき、ユーザーにあった料金形態となっていること
FlexClipの機能
FlexClipの機能としては、基本的な編集機能(カット、トリミング、テキスト追加、BGM・効果音挿入)に加え、特徴的な機能として、AIツールを使った様々な機能が提供されています。
基本的な編集機能について
編集機能については、特に利用可能なテンプレートとメディア素材が豊富に用意されているため、ユーザーの大幅な作業時間短縮に貢献します。FlexClipは様々な種類のテンプレートの中でもビジネス関係のテンプレートが特に多いという特徴があり、ビジネスシーンでの利用で効果を発揮しそうです。さらにカット、結合、逆再生、早送り・スロー再生といった基本的な編集をワンクリックで実現できる使いやすさもあります。

AI機能について
AI機能については、簡単なプロンプトや記事、URLから動画を自動で生成するAI自動動画生成機能、AIテキスト自動読み上げ機能、AI自動文字起こし機能など、動画の編集をより創造的で効率的にする機能が満載となっております。
また、FlexClipではクラウドベースという特徴を活かし、チームでの共同作業ができる機能も提供されています。これにより、チームでの効率的なコラボレーションが実現されます。

実際に使ってみた感想(FlexClipのメリットとデメリット)
メリットについて
実際に使用してみましたが、FlexClipのメリットとして、以下の3つを感じました。
- 直感的でスムーズな作業が実現できる
- 豊富なテンプレートと素材によりかなりニッチな需要まで応えられる
- クラウドベースのため、いつでもどこでも作業可能
直感的でスムーズな作業について
「直感的でスムーズな作業が実現できる」という点については、ドラックアンドドロップで画像を挿入したりカットしたり削除したりすることができる点が大きく、「これをやりたい」と思った時に、特に使い方を学んでいない初心者であっても簡単な動画を一つ作成できてしまうなと感じました。メリットの2つ目である「豊富なテンプレートと素材」という点も合わせると、画像をはめ込む枠がある程度固定されていることにより、より一層直感的でスムーズな動画編集作業が実現できると思いました。
もしどうすればいいか分からないとなった場合には、「チュートリアル」が役立ちます。非常に親切ですね!

もし文字ベースが苦手な方には、以下のようにYouTubeでの動画チュートリアルもありますので、非常に助かりますね!
豊富なテンプレートと素材について
「豊富なテンプレートと素材によりかなりニッチな需要まで応えられる」という点については、公式にも紹介があるとおり、数千以上の動画テンプレートと数百万以上の著作権フリーのメディア素材があるため、「ふとこんな動画作りたい!」と思った時に、必ず応えてくれるテンプレートがあるなという印象を受けました。
私がトライアルで作ろうと思った時はちょうど「母の日」シーズンで、ちゃんと「母の日」をテーマにした豊富なテンプレートが出ており、こうしたイベント性も兼ね備えていて素晴らしいです。
クラウドベースについて
「クラウドベースのため、いつでもどこでも作業可能」という点については、インターネットとPCされあれば作業可能なため、移動中であっても作業が継続できるような点が忙しい方にとっては特に利点になるのではないかと感じました。私も現職が忙しい身ではあるのですが、通勤電車の中やカフェなどで作業が十分にできました。基本的に操作がスムーズに行えるので、ネットワークのせいで操作が遅くなってしまうということもありませんでした(これについてはもちろんネットワーク環境が悪いと遅延などはあると思いますが、、、)。
デメリット
逆にFlexClipのデメリットとしては以下の3つがあると感じました。
- 無料プランでは使用した素材がウォーターマーク付きになってしまうこと
- 高度な編集には不向きであること
- オフラインでの作業ができないこと
ウォーターマークについて
「無料プランでは使用した素材がウォーターマーク付きになってしまうこと」という点については、有料プランにすればもちろんマークなしで使用することができますが、せっかく豊富なテンプレートが売りなのであれば、無料プランでもマークなしで使えれば良いのにと感じました。

編集のレベルについて
「高度な編集には不向きであること」という点については、基本的に初心者向けの動画編集ツールであることから、キーフレーム、合成、多トラック編集などはできないです。より作り込んで差別化を図りたいような動画制作者にとっては別のツールの方が適していると感じました。
オフライン作業について
「オフラインでの作業ができないこと」という点については、クラウドベースであるというメリットの逆ではありますが、インターネット環境でないと作業ができないという点がデメリットであると感じました。移動中にも作業をしたいという人にとっては、もしインターネット環境を確立できないような状況であった場合、かなり面倒に感じてしまうのではないでしょうか。
他ソフトとの比較
FlexClipと他ソフトの比較をしてみた結果を表にまとめましたので参考になればと思います。比較したのは、「FlexClip」、「Canva」、「CapCut」、「Adobe Premiere Rush」の4つです。比較した観点は以下の通りです。
- 動画テンプレートやメディア素材の数
- 無料枠での編集機能
- インターネット接続の必要性
- 学習コスト
比較ポイント | FlexClip | Canva | CapCut | Adobe Premiere Rush |
---|---|---|---|---|
動画テンプレートやメディア素材の数 | 1,000種類以上のテンプレート、400万点以上の素材。ビジネス・教育向けが豊富。 | 1億点以上の素材。無料テンプレートも豊富だが、一部は有料プラン限定。 | SNS向けテンプレートやBGM・効果音が豊富。若年層・クリエイター向け。 | テンプレート数は控えめ。Adobe Stock連携で拡張可能だが無料プランでは制限あり。 |
無料枠での編集機能 | 基本機能(トリミング・テキスト・BGMなど)は無料。480pまで、ウォーターマークあり。 | 基本編集は無料。高品質動画作成も可能だが、商用素材の利用に制限あり。 | 高度な編集(AI字幕・音声合成・トランジションなど)も無料。 | 複数トラック編集やカラー補正可。無料では3プロジェクトまで、クラウド容量制限あり。 |
インターネット接続の必要性 | 完全クラウド型。常時インターネット接続が必要。 | 基本オンライン。モバイルアプリは一部オフライン可能。 | オフライン利用可。ネット環境に依存しない。 | オフライン編集可。クラウド同期はオンライン時に機能。 |
学習コスト | 非常に低い。初心者でも直感的に操作可能。 | 低い。ドラッグ&ドロップで簡単に操作可能。 | やや高め。多機能だがAI支援により効率的。 | やや高め。Adobe製品初心者にはハードルあり。連携活用で長期的に有用。 |
比較結果のまとめとしては以下のようになります。
- FlexClip
- ビジネス向けのテンプレートが豊富で、直感的な操作性が魅力。ただし、無料プランでは動画の出力に制限があるため、頻繁に利用する場合は有料プランの検討が必要です。
- Canva
- デザインツールとしての強みを活かし、動画編集も簡単に行える。無料プランでも基本的な編集は可能ですが、プレミアム素材の利用には有料プランが必要です。
- CapCut
- 無料で高度な編集機能を提供し、特にソーシャルメディア向けの動画制作に適しています。オフラインでも利用可能で、モバイルユーザーにとって使いやすいツールです。
- Adobe Premiere Rush
- Adobe製品との連携が強みで、基本的な編集機能を備えています。無料プランではプロジェクト数に制限があるため、本格的に利用する場合は有料プランの検討が必要です。
総評・まとめ
FlexClipを実際に使ってみての感想や、他ソフトとの比較などを踏まえ、まとめると、
- FlexClipは「初心者〜中級者向けのクラウド動画編集ソフト」として非常に優秀
- 価格と機能のバランスが良く、特にビジネス用途におすすめ
- 手軽に始めたい人には最適だが、本格的な映像制作には他ソフトを検討すべき
となります。自分自身にあっているかを検討した上でニーズと合致すればぜひ使ってみるべきだと思います。
おまけ(おすすめの使い方)
FlexClipを実際にトライアルで使ってみる中で、こんな使い方ができるのでは?と感じたところがいくつかあったので、おまけとして紹介しておきます。
- 街中で動画を撮り、ふとSNSに投稿をしたいと思った時に、投稿用動画をテンプレから秒で作成する
- ロゴアニメーションを作ってブランド感を出す
- 自動字幕機能を活用してYouTubeショート動画を制作する
以上です!
気になった方は無料でスタートできるので、まずはそこから試してみると良いと思います。
ダウンロードGoGo!で取り扱っているので、ぜひお試しください。