Appleシリコン搭載Macでスリープが勝手に解除されてしまう場合の解決方法
やや備忘録的な記事になりますが……
M1とかM3とかのAppleシリコンが搭載されているMacで、スリープしているはずなのに、勝手に解除されてしまうことでお悩みの方に。
僕はM1 Mac miniを使っているんですが、寝る前にスリープ操作をしたはずが、夜中トイレに起きて部屋を横切ると、接続しているディスプレイが煌々と輝いているんですよね。首をかしげながらもう一度スリープ操作をして朝を迎えるわけですが、早朝からやはりディスプレイが点灯しているわけです。
最近M3 MacBook Proも購入したんですが、やはり蓋を閉じてスリープにしてあったはずなのに、気がつくとUSB接続してあったドッキングステーションのランプがアクティブな緑色ランプで点灯していて、どうやらスリープ解除されている状態になっているみたいなんです。
この記事を待たず、他のブログなどでもこのことが話題になっていて、「Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープを解除する」をオフにするとか、様々な解決方法が見つかると思います。ですが、僕の場合はどうも上手くいかない。どれも効果がありませんでした。
ターミナルで2行入力するだけで解決
Appleシリコン搭載Macでスリープが勝手に解除される現象でお悩みの方は、アプリケーションの「ターミナル」を開いて、以下のコマンドを1行ずつコピペして実行するとキレイに解消されます。
実行の際にパスワードを求められます。
sudo pmset -a tcpkeepalive 0
sudo pmset -a powernap 0
sudo pmset -a tcpkeepalive 0は、Find My MacというMacを追跡して地図上に表示させる機能をオフにします。これがオンになっていると、スリープ時でも通信を実行して位置を知らせるようになっているみたいです。
sudo pmset -a powernap 0は、Intel Mac時代のPowerNap機能をオフにする機能です。AppleシリコンのMacにはより高度なアーキテクチャが組み込まれており、現在では利用していません。ただ、OS的にはPowerNap機能がONになっているので、これをOFFにしてやることで、スリープの解除を防ぐことができるようです。
ちなみにONが1で、OFFが0です。コマンドの最後を1にして再度実行すれば、再度ONにすることができます。
というわけで、今回はここまで。
少しでもお役に立てていれば幸いです。