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	<title>ノイテックスWebサイト &#187; こだわりの逸品</title>
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	<description>お前と、くま社長の、カレー談義。</description>
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		<title>パイロット万年筆 パイロットカスタム823 フォルカン</title>
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		<pubDate>Sat, 14 Aug 2010 02:01:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
				<category><![CDATA[こだわりの逸品]]></category>

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		<description><![CDATA[　以前、「帳簿式3年日記帳」をご紹介したあのアサヒヤ紙文具店さんへ行ってきました。 　実はアサヒヤさんで扱っているパイロットカスタム823のフォルカンが気に掛かって仕方がなかったので、ついに猛暑の中も顧みずお店に直接お伺いして、その書き味を確かめてこよう、確かめないと気が済まないという気になって、先日8月10日に訪問させていただきました。 　823の素晴らしさ、仕様の詳細については、アサヒヤさんのWebページが最も雄弁に語っています。僕が改めて語る必要性はないと思うので、アサヒヤさんのパイロットカスタム823の紹介ページをご覧ください。 　店主の萩原さんは、大変気さくな方でした。 　お店に入って、「パイロットカスタムの823 フォルカンを拝見したいのですが」と告げると、笑顔で気安く応じてくださいました。 　理想的な万年筆のお店である条件、テーブルと椅子はお店の中央にあって、席を勧められてそこで試筆できます。 　試筆紙は2種類。LIFEと満寿屋の試筆紙でした。紙文具店の看板を掲げるだけありますねぇ。 　早速書いてみようと万年筆を手に取ると、気持ちしっとりとした手触りのように感じました。後で調べた限り、使われているのはアクリル系樹脂のようで、これはペリカン万年筆と同じはずですが、厳密な組成は違うのかも知れません。萩原さんも「透明はまたちょっと手触り違う」というようなことを話しておられたので、僕だけが感じることではないと思います。このしっとり感は意外なほどペンの持ちやすさに影響しているみたいで、手に馴染むというか、一体感のある雰囲気がこれまたすごい。 　持った感じは、平均的な万年筆から見ると幾らか重め。 　ただ、僕は重い方が良いと思います。軽い万年筆は取り回しが楽だけれど、どうも焦点が定まらない。ある程度の自重がある万年筆は、紙に向かってペンを持つと、その自重だけで自然にスッとペン先が紙面に下りていきます。この点ではペリカンのM800が実に理想的な重さをしていて、実際その重さに対する評価もよく耳にするところですが、823も同じか、ひょっとすると823の方が多少重い程度です。特に今回はフォルカンですから、この重さを基準にして、筆記の際に生じる筆圧の緩急を捉えるので、表現は広がるのではないかとさえ思います。 　一筆あててみて、ウンッと唸ってしまいました。すごい、面白い！ 　日本語は特にそうですが、「とめ」の時には力が加わって、「はらい」の時には徐々に抜けていくはずです。これを従来の硬いペン先で表現するのは限りがあるので、特に太字だと字が整いにくい傾向があるのですが、このフォルカンは1文字書く中で生じる筆圧の緩急を細やかに捉え、それを表現できるのです。これは素晴らしい！ 　「ああ、これだけ寝かせて書く方なら、フォルカンの書き味も味わえますねぇ」 　僕は比較的筆圧が弱い方で、万年筆も寝かせて書くのですが、フォルカンに向いた書き方らしいです。とめ、はね、はらい……日本語の筆記において掛かるあらゆる筆圧を忠実に再現してくれるこのフォルカンに、僕は思わずにんまり。 　「これ、ください……」 　 　フォルカンはキワモノの万年筆ではありません。 　日本人の、日本人のためのペン先です。日本語を書く上で最も理想的なペン先だと思います。 　筆圧に応じて……と聞くと、極端な文字になってしまうのでは、と思われるかも知れませんが、実際の文字は大変綺麗なものです。 　考えた以上に柔らかいペン先でしたが、ペン先はパイロットの最大規格である15号を採用。ペン先としては大きいので、弾力性も富むのであろうと思います。また装飾がない、のっぺりとしているのも、ひょっとすると薄く仕上げるための都合なのかも知れません。 　しかしながら耐久性に優れた14金を採用。決して柔らかくて壊れやすいペン先というわけではなく、弾力性、耐久性も十分に考慮された最も理想的なペン先に仕上がっているのです。 　萩原さんも、このフォルカンがキワモノだと思われがちなことを残念がっていて、「是非試してみてほしい万年筆です」とのこと。 　 　軸は半透明。 　個人的に透明は余り好きじゃないのです。なんか、安っぽくて…… 　823には通常「黒透明」「茶透明」があるのですが、黒の方が透明度が低くて余り透明感が目立たない感じがしたので、今回は黒を選びました。 　一般的なカスタム823では透明度100%の「透明」も数量限定品としてラインナップされているのですが、アサヒヤさんでは透明フォルカンを一定数量を仕入れる約束で定期的に入荷しているそうです。お好きな方は是非。 　 　プランジャー吸入式。 　一般の吸入式は、軸尻のネジをクルクル回して吸入していくのですが、このプランジャー吸入式はちょっと変わっています。 　アサヒヤさんのWebページに動画付きで詳しい説明がありますが、元々はイギリスのデラルー社というところが、オノトというブランドの万年筆を作り、そこに採用したのが始まりのようです。明治時代には日本でも広くオノト万年筆が普及していて、プランジャー式と言えば、この頃から昭和初期まで大変流行った吸入方法です。ピストンを押し込むと、空気圧で一気にインクを吸い上げるという機構……なんだかすごくそそられるものがありませんか？ 　 　この万年筆に入れたインクは、パイロットの色彩雫（いろしずく）の「深緑」。 　本当を言うと、セーラーと神戸のナガサワ文具店が共同開発した「湊川ライム」という色が大変好きなのですが、万一の相性問題など色々リスクを考えて、この色に決定しました。 　萩原さんにも相談したのですが、ちゃんと実際に紙に書いたサンプルを持っていて、あれやこれやと出して下さいました。サンプルはエルバンと色彩雫の各色。プリントされたサンプルではない、実際に書いたところのインクの色味なので、かなり参考になりました。 　緑なのですが、幾らかブルーの入った落ち着いた色です。これはこれでいいかも…… 　 　この万年筆の良さは、実際に書いてみないと実感できないところが良くもあり、残念な点でもあります。 　僕自身そうですが、風聞や、先入観で、どうもキワモノなんじゃないかな、正統派とは遠いんじゃないのかな、と思い込んで使わない、それは大いにもったいないことだと思います。実際に手にとって確かめてみると、ペンの長さ、重さ、大きさ、手触り感など、あらゆる点で大変バランスの良い万年筆でした。そこにフォルカンというペン先が乗り、それを日本人が日本語を書くために使うという条件が揃うと、それは実に理想的な1本と言うことになります。是非余念なく触ってみていただきたい。 　 　萩原さんとは、その後迷惑を顧みず2時間以上も話し込んでしまい、最近の万年筆業界の動向やらフルハルター森山氏の話題などなど、実に多岐にわたって話題が尽きませんでした。非常にためになる話が多くて、森山氏とのエピソードは大変興をそそられました。差し支えない程度にブログに書こうと思ったのですが、結構ギリギリの路線の話が多かったように今更気づいて、ちょっとここには書けません。モンブラン偏向の側面事情の話や、万年筆業界の話題、交友関係の話など、その辺の話です。機会があれば、またいずれ。 　 　アサヒヤ紙文具店もこだわりのお店です。 　じっくりと万年筆を選ばせてくれるし、アドバイスは的確です。プランジャーの解説も実際の機構を分解して見せて下さいます。 　ただ売るだけでなく、ちゃんと売るという姿勢が滲み出ていて大変尊敬できるお店だと思います。 　その店が扱うカスタム823のフォルカンは、これまた823にどうしてもフォルカンを載せたい、そのこだわりがパイロットを動かしたという点で、こだわりの万年筆だと思います。 　そういえば、こんな話がありました。 　千利休が古い急須を入手したのですが、残念ながら蓋がなくなっていました。 　そこで蔵の中を探し回り、ちょうど良さそうな蓋を見つけてきて、それを急須に合わせてみると、それは大変素晴らしい組み合わせであり、しみじみと感じられる風情が何とも言われぬ良い味わいとなったそうです。 　利休は弟子の細川忠興にその意外な組み合わせを見せて「良いものができました」と言うと、忠興は立ち返り、自分も真似て良いものを作ってみた。なかなか巧くいったので満足して利休に見せると、利休は残念そうに首を横に振り、 　「これは偶然にできたもので、そこに美がある。君のは偶然でない、作為で作られたものだ。そこに美はない」 　と答えたそう。 　まさにその心で、アサヒヤさんというこだわりのお店が、パイロットカスタム823とフォルカンを組み合わせ、パイロットもまた協力してくれたというところにこだわりがあり、余人が823と743をすげ替えたのとは話が違うのです。僕はそのこだわりを愛する者として、823フォルカンを常用の1本に加えたいと思います。]]></description>
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		<title>アサヒヤ紙文具店 「アサヒヤオリジナル 帳簿式3年日記帳」</title>
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		<pubDate>Sun, 27 Jun 2010 12:31:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
				<category><![CDATA[こだわりの逸品]]></category>

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		<description><![CDATA[　僕が日記を付けるようになったのは、たぶん6年くらい前からのことだったように思います。 　会社のことでいろいろ覚え書き的に日記を付けるようになって、いつの間にか習慣化してしまったのです。 　もちろん、筆記具は万年筆。お気に入りの万年筆で毎晩毎晩日記帳に書き込んでいくのは、それなりに楽しい。1年経った末、積み重ねたものをざっと見返してみるのも意外と快感。コレクター趣味の感覚に近いのではないかと思います。 　これまで年末になると書店などに並ぶ「高橋の日記帳」を使って書いていました。万年筆で書くと抜けてしまうので、比較的抜けにくいブルーブラックのインクを使うなどしていたのですが、やっぱり快適な日記帳が欲しい、万年筆で書いても裏抜けせず、保存に適し、できれば高級感のあるものがいい。 　しばらく書店文具店あちこち回って探したのだけれど見つからず、そうこうしているうちに2009年も後半戦を迎えた頃になって、偶然にも「アサヒヤ紙文具店」というお店と出会い、そこで販売されているオリジナル日記帳が、あまりに素晴らしかったので思わず購入してしまいました。 　製本職人によるこだわりの日記帳。帳簿式3年日記帳、と銘打ってあります。 　帳簿は毎日頻繁に開けたり閉じたりを繰り返し、記入、閲覧も多いものです。それだけに高い耐久性を要求され、製本の中でもかなり高度な技術が詰まっています。この製本技術を用いた日記帳がこの帳簿式3年日記帳で、東京で代々この帳簿製本を取り扱ってきた職人さんによって手作りされたという、まさにこだわりの日記帳なのです。 　さすがこだわりの日記帳だけあって、実際の商品は大変重厚感のあるものです。 　細部に至るまで実にこだわって作られており（その辺の細かい解説はアサヒヤ紙文具店の解説に委ねたい。専門家だけに実に詳しい説明がある）、そのディテールに惚れ惚れとします。細部までカッチリ作り込まれているので、もうまるで1冊の宝物。Apple製品を手にした時に感じた「スキのなさ」と似たものを、図らずもアナログなこの日記帳にも感じました。 　実際に使ってみると、やっぱり良い！ 　装丁があまりに素晴らしいので、本棚で異彩を放っています。普通の人が見たら、まず日記帳だって気づかないんじゃないかなぁ。 　高級感、重厚感、こだわりを感ぜずにはいられない雰囲気が、日記を付ける毎夜の儀式を盛り上げてくれます。「書かなきゃ！」という気に持って行かせるのです。 　肝心な紙の方も実に素晴らしい。 　拙作「万年筆に合う紙王者決定戦（第1回・第2回）」でも常に高い評価を博し続けてきたあのLIFEのフールス紙を使っていて、さすが万年筆で書いても裏抜けしない、裏面への写り込みもない、本当に素晴らしい書き心地を実現。罫線は若干広めの6mmを採用。Souverän M405のM字でも書ける程度の余裕があります。筆記欄も飽きずに続けるにちょうど良いくらいの容量があって、逆にこの中に納めるように書くのも、自分の中の思考をまとめるのに良い練習になるような気がします。 　特に気に入ったのは、余計なものが付いていないこと。 　ページをめくると最初の数ページに「Business Memo」　何月何日に何があった、程度の1行覚え書きがあります。僕はここに大きな事件や動きがあったときに書き込むようにしています。たぶん3年でちょうど埋まるくらいのページ数です。 　その後日記本体があって、最後の方にメモ欄が数ページ。その後アドレス帳があって終わり。 　アドレス帳は要らない気がするんですが、それでも地下鉄のマップやら度量衡の早見表やらが付いていない、そういうシンプルさが嬉しいですね。 　1月1日から使い始めて半年をちょうど過ぎた今。 　驚くことに日記帳には少しも綻びが見られません。買ったときと同じように、重厚感ある装丁が中身の日記帳をがっちり守り通してくれています。 　LIFEの優秀な紙質は、万年筆の水性インクにへこたれもせず、しっかりと上質の書き味を維持し続けています。 　あと半年で1年。 　次の2年。 　そして、3年たっても、きっとこの日記帳は変わらぬ状態で僕が手にするのを待っていてくれるような気がします。 　日々の積み重ねをしっかりと受け止めてくれるこの日記帳に、なんだか凄い安心感と頼もしさを感じます。日本の伝統技術って本当に凄いなぁ…… 　下世話な話ですが、お値段7,350円。 　高橋の日記帳が1,800円とすると、3年分で5,400円。その差額1,950円。この1,950円が高いと思うか、安いと思うかはその人次第です。ただ、良いものをそばに置いておくというのは、決して無駄な投資ではないと親から言われて僕は育てられてきました。人も、物も、互いに影響し合っているわけですから、自分への投資に金をかけることは嗜みのひとつじゃないかと僕は思うのです。]]></description>
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		<title>佐々木商店 佐々木のつやふきん</title>
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		<pubDate>Sun, 20 Jun 2010 02:26:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　ふきふきふきふきふき…… 　人間には「拭きたがる」という本能でもあるんじゃないだろうか、と思わずにはいられなくなる、麻薬的なふきんがこの「佐々木のつやふきん」です。 　140年以上前から黄色木綿、銀座1丁目の佐々木のつやふきんは店頭販売されていたそうで、2010年から140年引くと……1870年。明治初年の頃から続く歴史あるつやふきんなのです。 　基本的には煙草のパイプ掃除向けに売られている物ですが、箪笥、茶箪笥、床の間、違い棚、机、琴、三味線、楽器、その他黒檀、朱檀、埋木や全ての唐木細工の品々、真鍮や銅鉄製の器物に至るまで艶のある光沢を纏わせるという「佐々木のつやふきん」。先日銀座の北の方に仕事の用事で出た折りに立ち寄ることができたので買ってみました。お値段1,050円。幾らか高いには高いですが、馬鹿みたいな金額じゃないのが良いですね。 　お店は銀座のメインストリート沿い。見失うくらい小さなビルの一階で、表向き小さなたばこ屋さんみたいな感じ。店内を覗きこめばやたら高額そうなパイプがショウケースに入っているので普通のたばこ屋さんと違うことは分かりますが、パッと見たところでは分かりにくい感じです。 　中に入っていくと、女性ばかり3人。 　「つやふきんが欲しいのですが」 　「ああ、はい、どうぞ」 　頂いたのがこれ。 　わくわくしながら事務所に戻って、早速万年筆をふきふき…… 　………… 　……はっ、思わずのめり込んでしまう。黄色い木綿の、特に見た感じは何の個性もないふきんですが、拭いているうちに見る見る光沢が出てきて、手触りもツルツルしてくるのです。 　光沢の様子も、何となく鈍い光というか、心もち淡い光が立ち上るような感じがあって、上品です。 　手触りも、手にしっとりとくるような、何とも言えぬ不思議な感触が付いて、おっ、これは……と思わずにはいられないのです。 　このつやふきんには、イボタの木に生息繁殖するという「イボタロウカイガラムシ」から採取されるロウ成分を含ませてあるのだそうで、これが良いらしいのです。イボタロウと言えば昔は家具のつや出しに使われたそうですが、今はもっと人工的な蝋を用いているそうですね。 　このイボタロウを含ませてある都合、このつやふきんは洗ってはいけないそうです。洗わずに使え、と注意書きにもありました。 　このつやふきんのファンの人は、かなり長い期間を1枚で使い続けるのだそうで、よほど汚れても洗わないらしいです。僕はまだ全然汚れていませんが、なんだかんだで毎晩万年筆を拭いているので、そのうち生地が傷んでくるかも知れませんし、黄色も随分退色するかも知れません。それも風合い、味わいだと思うと、今から結構楽しみに感じています。 　つやふきん。何にでも使えますので、是非銀座に立ち寄った際に一枚お求めになっては如何でしょうか。]]></description>
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		<title>第2回：万年筆に合う紙王者決定戦</title>
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		<pubDate>Thu, 17 Jun 2010 07:44:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
				<category><![CDATA[こだわりの逸品]]></category>

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		<description><![CDATA[　長らくお待たせしました。万年筆に合う紙王者決定戦の第2回をUPしました。 　Twitter上で行い、いろんな方に見て頂いたものですが、まとめて見たいという方もいらっしゃいますので、当ブログでもまとめとして公開させて頂いています。Twitterに書き込んだコメント＋αですので、改めて読み返してみるのも良いかもしれません。 　第1回の時もお断りしましたが、以下の注意書も掲載させて頂きます。 使用する万年筆 ・ペリカン Souverän M800 3B ターコイズ ・ペリカン Souverän M405 M ブラウン ＊インクはペリカン純正品を使っています。 試筆した紙 ・midori MEMORANDUM CARD（120円） ・MOLESKINE ルールドノートブック（1,365円） ・レイメイ藤井 Davinci ノート無地 DAR296（294円） ・満寿屋 満寿屋の優雅箋（315円） ・LIFE VINCENT（630円） ・LIFE SYMPHONY（945円） ・LIFE WRITING PAPER（840円） ・飛び入り参加ノート1冊（504円） ＊金額は参考価格です。 注意書き ・あくまで評価は僕個人の感性です。人によって好みがありますし、思い入れもあります。決して唯物的なものでないことを前提にご覧ください。 ・万年筆のペン先が太くなればなるほどインクの出る量は増えます。出る量が増えれば乾きにくく、裏抜けしやすく、紙が湿ってペコペコになるものです。またペン先が太いと紙面とのアタリが大きくなるため、微細な紙面の凹凸には影響を受けにくくなり、紙面とニブポイントの間に潤沢なインクが幕を張って、紙面を滑るような筆記が味わえます。一長一短ですね。 ・僕が今回使用したSouverän M800の3Bは森山モデルと呼ばれる調整万年筆で、普通よりインクの出る量が多く、上記の現象が顕著に出ています。 ・インクの色、メーカーによっても紙の書き心地は違うのです。有名な例では、ブルーブラックのインクは比較的速乾性に優れ、紙への定着にも効果があります。その反面、万年筆をしばらく使わないでおくと固まってしまう傾向があります。僕は水で薄めたような清らかなターコイズを使用していますが、これは万年筆への負担を考慮しての意味もあります。 ・万年筆研ぎ師として著名な森山氏から聞いた話では、「レッド、グリーンは扱いにコツがいる」とも聞いています。本件とは余り関係のない話ですが、一応。 第1回はこちら。 midori MEMORANDUM CARD（120円） 　物凄いコンパクトで、薄い…まるであぶらとり紙のようなメモ帳を偶然発見。思わずニヤリ、即購入。もちろん今回ノミネートしました。 　本当に小さいです。クレジットカードと同じくらいの大きさです。財布に入れて持ち運ぶことを想定しているみたいで、なかなかオシャレなイメージです。ミドリというメーカーはちょっと面白いことを考えるメーカーさんみたいですね。 　さて、実際に書いてみると、やっぱりあぶらとり紙の上に書いているような感じ……でも、思ったより字が滲みません。 　インクの染み込みも早く、濃淡も大変美しく出ます。もちろん出先でサッと書き留めることを想定し、しかもボールペンで書くことを前提にしているんだと思うのですが、万年筆で書いてみると、なんか事務的な用途より遊戯的な、書画的な風味があって面白いですよ。 　当たり前ですが裏面は裏写りはあります。ただ、抜けてはいません。見事！ 　インクが乾くとやや紙がベコベコッとするのですが、それが逆に楽しいかも。濃淡も味わえて、実はかな〜り優秀なんじゃないのか？ MOLESKINE ルールドノートブック（1,365円） [...]]]></description>
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		<title>PC：Apple co.,LTD</title>
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		<pubDate>Mon, 26 Apr 2010 12:45:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　この世には、古いからこそ良さがあるもの、伝統的な方法を貫くから価値があるものはたくさんありますが、パソコンに関する限り、常に新しい方が良いに決まっています。 　パソコンはまだ伝統と呼べる伝統もなく、また、その存在意義からしても後じさりすることになんのメリットもないのです。 　Appleはそれをよく弁えていて、常に新しいアイデアや機能を盛り込んだ製品を送り出して人々の耳目を驚かせています。スティーブ・ジョブズが社長に就任して以来、iMac、iPod、iPhone、そしてiPadという具合に、実に多くの画期的な製品を生み出し、しかもその製品は毎年バージョンアップを重ねているのです。 　Appleはその先進性を何よりも優先視しており、場合によっては古いユーザに買い換えを要求します。最近の例では「Mac OS X Leopard」から「Mac OS X Snow Leopard」への切り替え。 　Snow Leopardは初の64ビットOSという位置づけを行い、Intelチップが入っていないMacでは動作しないものとなっています。Intelチップ以前というとG5というシリーズがあって、有名なのは皆さんも覚えていると思うのですが、ブルーやグリーンのシースルーで一世を風靡したeMacなどがそれです。あれも5年前まで販売されていたのです。それをスパッと切り捨ててしまい、「新しく買ってね！」と言い切ってしまうAppleにもちろん賛否分かれるところだと思うのですが、僕はその姿勢を冒頭の理由から大変評価しているのです。前に進むしかないパソコンにとって、その弊害があるなら打ち切ってしまうのも勇気。僕はそう思います。 　ところがマイクロソフトとなると、なかなかそうはいかない。 　Windows XPは7年前に出たOSですが、新しくVistaという先進的なOSを発表した途端、「今までのパソコンじゃ動かない」「できの悪いOSだ！」と非難ごうごう。マイクロソフトは慌ててWindows 7を出すことになったわけですが、それでさえ移行は（今の時点では）遅々としています。多くのユーザがWindows XPが良いと思い、Windows XPから移行することにメリットを感じていないのです。Macの事情と比較すると、これは随分違う結果になったなぁと思わずにはいられません。 　OSに限らずWindowsソフトには大いにあることですが、神経質なくらい下位互換を気にします。温かい目で見れば「マイクロソフトは古いユーザを大切にしている」と言えなくもないのですが、パソコンは常に先進的であるべきだという考え方を前提にするなら、それは「いつまでも足かせを喰らっている」ということも言えます。ただ、今やマイクロソフトは世界企業であり、貧富問わず多くの人が利用しているこの状況で、Appleのようにスパスパ切り捨てて買い換えを要求することは現実的でないのも事実で、色々難しいであろうことは間違いありませんけれど。 　国家元首がその思想や行動を以て国民を鎮撫し、教え諭すことを教化と言います。 　教化の行き届いた国民は大変真面目で、親切で、しかも善良好みです。 　企業とユーザの関係も実はそういう傾向があって、Macユーザはアーリーアダプター（新しもの好き）である傾向が高いという調査結果が出ています。これは日頃からAppleがそういう姿勢であり続けたことによって、ユーザも次第次第に影響を受けていった、またはそういうユーザが集まってきたのだと思います。結果として、Snow Leopardを発表して旧Macの切り捨てを表明した際にも大きな反発を受けることがなかったのだろうと思います。一方、マイクロソフトは5年どころか7年も前に登場したWindows XPを切り替えただけで猛烈な反発を受けたというところに、僕はユーザの違いを感じずにはいられませんでした。MacとWindowsの違いがどこにあるか、という議論はネット上でも多く見つけることができますが、僕は根本的にはこの姿勢の違いではないかと思うのです。 　デザインに対してもその傾向は出ています。 　古くはフロッピーディスクのイジェクトボタンがダサいという理由で、自動取り出し機能を搭載させたり、 　Mac Book（ノートPC）は、テーブル向かいに座った人から見ても格好良く見えるように徹底的にデザインを磨き上げたり、 　最近のiMacにおいては、ネジ頭が見えるのを嫌って一枚アルミの打ち出しで作った筐体を採用し、継ぎ目が見えないデザインを採用したり、 　外見的な部分にここまで徹底的にこだわり抜いたメーカーを他に知りません。ユーザに先進さを目に見える形でアピールしたAppleの思想は実に見事だと思います。 　さらにOSでもその傾向は見られ、最もユーザが目にするアイコンやフォントは拡大してもアラが目立たぬように施されており、標準付属のソフトもインターフェースの格好良さを追求しています。もちろんそれだけでなく、内部的にはかなり新しい技術を取り入れており、64ビット化、OpenCL、マルチコア対応などの細かい部分にも非常に熱心です。見た目で誤魔化すことなく、先進性を常にユーザに印象づけさせることにより、Apple製品としてのブランド化、または前述のようなユーザの絞り込みを狙っているわけです。僕も分かってはいるのですが、Macの見た目に大いに影響を受けています。 　今回の「こだわりの逸品」は、Appleの開発に対する姿勢です。 　僕はパソコンに対して先進性を求めているので、Apple製品であったとしても、後生大事に何年も使い込むことはありません。せいぜい2年か3年のことだと思います。 　だから製品個体に対するこだわりを書いてもせんないことなので、僕はAppleについて書いてみたいと考えました。 　ただ、製品としてもMacは大変素晴らしいパソコンです。自分の持ち物として愛着がないわけではありません。ただ、製品の性質上、その個体をずっと使い続けることはできないのです。そういうこと。 　ところで。僕はAppleを全面的に支持はしていません。 　世の中には「Appleが作ったものなら便器だって買う」という人もいるようですが、僕はそこまで行き着いてはいません。 　ひとつには、Appleの姿勢。確実に、Appleはマイクロソフトをライバル視しており、時にTVのCMでWindowsを小馬鹿にしたり、ジョブズの行う新作発表でWindowsをこき下ろしたりします。僕は他者を貶めて自己の立ち位置を確立しようとする姿勢は嫌いだし、Appleに止めて欲しいことのひとつだと思っています。こういう行動に「教化」され、MacユーザがWindowsユーザとは違うという変な意識を持っていることも事実であり、僕は決してそれを支持できないのです。ただ、ゲイツとジョブズはプライベートでは大変仲が良いそうで、一種のネタ的な意味合いもあることを踏まえなければならないと思います。僕は欧米のそういうスタイルが余り好きな方ではないので、その点は余り支持できませんが、額面通り受け取ってもいけないような気がしますね。 　もうひとつには、僕が最初に買ったパソコンはMSXで、MSX2、MSX2+、それからFM-TOWNS、FM-TOWNS2、PC-9821、それからWindows機に乗り継ぎました。僕にとってWindowsからMacに乗り換えたのは、そのひとつに過ぎないのです。冒頭に申し上げたとおり、パソコンは常に先進的であるべきで、今の時点ではWindowsよりMacの方が思想の面で進んでいるのですが、それが逆転したり、または別の勢力が出て来たのなら、僕は躊躇なく乗り換えるでしょう。そして会社のスタッフにも号令をかけると思います。「とっとと頭を切り換えろ」ってね。]]></description>
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		<title>ノート：万年筆に合う紙王者決定戦まとめ</title>
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		<pubDate>Thu, 18 Mar 2010 05:45:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　本格的に万年筆を使い出すようになって、紙を選ぶようになりました。 　万年筆のインクは水性のインクです。特に万年筆は毛細管現象を利用して筆記する文具品なので、インクの特性としてシャビシャビのものを用います。そのため紙によっては滲んだり、裏抜けしたり、いろいろ困ったことが多く発生するのです。万年筆を使うということは、書くことを楽しむということです。気にしなければそれだけのことでしょうが、そういう方はそもそも万年筆を使わないでしょうね。 　意外と万年筆で書いても滲まない、裏抜けしないという紙は希少と言うほど少ないわけでもなく、探せばそこそこ出て来ます。ただ、やはり各メーカーごとに一長一短があって、なかなか理想の紙というものには出会えないものです。それに加えて万年筆のニブポイントの大きさ、インクの色や性質も大きく影響してきます。さらに使う人によっても「滲みが多少あった方が良い」とか「書き心地としてわずかな引っかかりが欲しい」などという微細なこだわりもありますので、まさに自分自身の理想の紙との出会いこそ一期一会のものではないかと思うのです。 　先日、Twitterにて「万年筆に合う紙王者決定戦」を開催し、多くの方に見ていただいたのですが、タイムラインを追いかけきれなかった方もいらっしゃるようでしたので、当ブログにてまとめさせていただきました。 使用する万年筆 ・ペリカン Souverän M800 3B ターコイズ ・ペリカン Souverän M405 M ブラウン ＊インクはペリカン純正品を使っています。 試筆した紙 ・伊東屋オリジナル リーガルパッド 315円 ・LIFE ノーブルパッド 893円 ・ツバメノート H50S 200円 ・ツバメノート 無地 315円 ・コクヨ キャンパスノート「澪」 892円 ・コクヨ ルーズリーフ「しっかり書ける」 210円 ・コクヨ ルーズリーフ「さらさら書ける」 210円 ・大和出版印刷 リスシオ・ワン 704円 ・ミドリ MDノート 840円 ・RHODIA ブロックメモNo.12 220円 ＊金額は参考価格です。 注意書き ・あくまで評価は僕個人の感性です。人によって好みがありますし、思い入れもあります。決して唯物的なものでないことを前提にご覧ください。 ・万年筆のペン先が太くなればなるほどインクの出る量は増えます。出る量が増えれば乾きにくく、裏抜けしやすく、紙が湿ってペコペコになるものです。またペン先が太いと紙面とのアタリが大きくなるため、微細な紙面の凹凸には影響を受けにくくなり、紙面とニブポイントの間に潤沢なインクが幕を張って、紙面を滑るような筆記が味わえます。一長一短ですね。 ・僕が今回使用したSouverän M800の3Bは森山モデルと呼ばれる調整万年筆で、普通よりインクの出る量が多く、上記の現象が顕著に出ています。 ・インクの色、メーカーによっても紙の書き心地は違うのです。有名な例では、ブルーブラックのインクは比較的速乾性に優れ、紙への定着にも効果があります。その反面、万年筆をしばらく使わないでおくと固まってしまう傾向があります。僕は水で薄めたような清らかなターコイズを使用していますが、これは万年筆への負担を考慮しての意味もあります。 ・万年筆研ぎ師として著名な森山氏から聞いた話では、「レッド、グリーンは扱いにコツがいる」とも聞いています。本件とは余り関係のない話ですが、一応。 [...]]]></description>
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		<title>ブロッター：ルビナート 179po</title>
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		<pubDate>Sat, 20 Feb 2010 14:02:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　森山モデルの万年筆は、本当にいつでも豊潤にインクが流れ出てきます。 　そもそもスルスル、ヌラヌラの書き心地というのは、紙と万年筆の間にインクの膜が覆い、それによって滑るようにペンが動く様を言うわけですから、当然インクの量が少ないとどうしようもないのです。インクの流出が適度に豊かであることは“万年筆で書く”を楽しむのに必要な条件となります。 　しかし、反面、インクの量が多いと言うことは、つまり文字を書いたあとに乾燥のための時間が必要である、ということです。書いた直後に手で触ってしまうとインクが広がってしまって残念な感じになってしまいます。待てばもちろん良いのですが、待ってばかりいられないのが世の常のことで、そんなときはティッシュペーパーを押し当てて……では、ちょっと寂しいですよね。 　そんなとき使うのが、この「ブロッター」です。見かけ黒板消しのような形をしていますが、下の面が丸くなっていて、これをゴロゴロさせて紙面に余る万年筆や印鑑のインクを吸い取るわけです。僕が見たのはたしか祖父の家だったように思います。まさか自分も使うようになるとは思いもしませんでしたが…… 　が、せっかくなのでアンティークなブロッターが欲しい！ ネットはもちろん銀座界隈まで進出して探したのですが、なかなか気に入ったアンティークものがありません。そもそも最近では大型の文房具店に行っても「ブロッター？」ナニソレ、シラナイヨ、と言われてしまうほど廃ってしまっているので、そもそもアンティークの絶対量も少ないみたいです。田舎の古い文房具店に行くと、棚の上に埃かぶって置いてあるくらいですから、実は新品だってアンティークみたいなもんです。 　当初からの希望では、持ち手が真鍮でできていて、できるだけシンプルだけど、アンティークなので適度な使用感があったら良いなぁ……と思っていました。しかし、僕が見つけたアンティークのブロッターは装飾がやたら派手なものが多く、個人的な感性ですが、あんまり趣味じゃなかったのです。 　半年くらいウォッチしつづけ、結局アンティークに見切りを付けた僕は、悩んだ末にフランチェスコ ルビナート社のブロッターに気持ちが落ち着いてきました。 　フランチェスコ ルビナート社は、50年代に創業したという、この分野にしては比較的新しめの会社ですが（ペリカン社などは200年近い歴史があります）、文化人に愛されるアンティーク仕様の文房具を専門的に作るメーカーとしての地位を確立させています。伝統的な技法を取り入れるためにガラス職人や革細工職人などイタリアの名工を集めてくるほどの本格で、たちまち国中の話題となり、現在では世界14カ国で販売しているという会社です。 　そのルビナートのブロッターは、僕が求めていた「持ち手が真鍮」「シンプルなデザイン」という点にぴったりと一致していて、これで本当にアンティークだったら……と思わずにはいられませんが、それでも大変よくできています。手作りの作品だけあって、細かい点で乱れがあって、それがまた面白い。例えばブロッターの下面部に一部ポツッとした出っ張りがあります。ニスが固まった時のタレらしいです。こういう手作りっぽさって嫌いじゃないんですよね。なんか得した気分。日本製品ではなかなかお目にかかれない手作り感です。 　他のブロッターと比べると随分小さくもあって、これがなかなか可愛いし、置く場所に困らない。日本でも1〜2社が未だにブロッターを作っているのですが、本当に黒板消しのような大きさなので、僕としてはこの可愛らしさを愛したいと思います。携帯電話とほぼ同じ幅、折りたたんだ携帯電話より短い長さ。 　ブロッターの持ち手をクルクル回すと分解できて、長方形の吸取紙を挟むのですが、ここで残念なことに吸取紙がないことに気づきました。ルビナート純正吸取紙はどこも在庫切れ。しかも売っていた場合も1,000円するんですよねぇ……なんたって手漉きの紙を使いますから。 　ブロッターだけあっても紙がないと困る。色々な文房具店を回って吸取紙を探したのですが、 　「ブロッターの吸取紙は置いてありますか？」 　「ブロッター？」 　そもそもブロッターを知らない人ばかり。当然説明しても置いてあることはなく、所沢全滅、吉祥寺全滅、最終的に池袋西武のLOFTでコクヨの吸取紙（126円）を発見しましたが、サイズも全然合わなかったので断念。その脇で見ていた僕の奥さんが、 　「私がスケブ切って作ってあげるよ」 　と。そうか、その手があったか。 　早速帰宅後に作ってもらったのですが、なかなか。ちゃんと良い感じに吸い取ってくれます。吸い取ったあともスケッチブックは吸水性が良いので、それがさらに写ってしまうようなこともありません。ちゃんと役割を果たしてくれます。 　ゴロゴロ、ゴロゴロ……なかなかやってみると面白い。 　ゴロゴロ、ゴロゴロ……ちゃんと余分なインクだけを吸い取ってくれる働き者です。 　ゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロ…… 　意外と楽しくなっちゃいます。 　ふと気づいたのですが、ブロッターはインクを吸い取ってしまうため、例えばM800の3Bなどで文字を書き、その濃淡を楽しむ場合には、インクがほぼ均一に吸い取られてしまうので、結果として濃淡の表現が消えてしまうことがあります。じっくり待てる時は待った方が良いのです。待てない時だけ、このブロッターをゴロゴロする。気に入った品だから毎日使いたいという気持ちはありますが。 　せめて使わない時、机の上にあってちょっとオシャレに見えてくれていれば、それもまた甲斐があるというものではないでしょうか。 ルビナート社]]></description>
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		<title>ボールペン：トラディショナル K250 マーブルブルー</title>
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		<pubDate>Sun, 07 Feb 2010 02:43:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　オマケ、といったら8,400円もしたボールペンに悪いだろうか。 　複写用紙など、万年筆では書けない用紙にも、自分のお気に入りの道具を使いたい。せめて、あんまり誰も持っていないボールペンがいい。僕が選んだのは、トラディショナルのK250 マーブルブルーだった。M800、M405、そしてK250。これでペリカン3兄弟と呼びたい。 　あくまで万年筆を使えない時の補助的な立ち位置ではある。しかし結構重みがあって高級感がある。ノック式で、結構大きく「カシャッ」と鳴る音がいい。元気に跳ね返るノック部は繰り返し押していると妙に気持ちが良かったりする。 　ボディも流線型のシンプルな構造。持ちにくさが全然ないのも好印象。トラディショナル（スーベレーンの廉価版）でもクリップはペリカンの嘴をかたどっていて微笑ましい。 　悪くない奴。オマケなんて言って悪かった。君も立派なペリカンだった。]]></description>
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		<title>万年筆：スーベレーン M405 黒 森山モデル</title>
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		<pubDate>Sat, 06 Feb 2010 23:49:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　森山モデルの圧倒的な書き心地を前に、一時的にPC対面時間が減少するという奇跡（！）まで引き起こしたスーベレーン M800 緑縞ですが、3Bならではの弱点がありました。 　実は、文字が太すぎるのです。 　日記帳や業務メモ帳はB罫のノートです。ここに3Bの太字を書いていくのは大変な困難です。文字が滲むので、あとで読み返すとよく分からない字まで…… 　アイデアノートは無地であったり、罫線があっても気にしないで書いているので良いですが、日記や業務ノートはなかなかそう言うわけにはいきません。 　せっかくだから、できるだけ長く愛すべき万年筆に触っていたい…… 　贅沢というか、もはや他人にはどうでも良さそうな話について大いに悩んでいると、 　「そういう用途なら、むしろM400くらいがお奨めですよ」 　と森山氏がアドバイスして下さった。 　早速実物を触らせてもらったが、その絶妙なコンパクトさにグッときます。 　長さは、いわゆる一般的なボールペンとほぼ同じくらい。普及品のボールペンと比べると軸そのものは太い（2倍くらいあるかな）ですが、持った感じ太いなぁ、という印象はありません。意外と手にしっくり来る感じがあります。このM400というモデルは女性にも人気の種類らしく、確かに僕の妻も「見た感じより持ちにくくはない」と言っています。 　M800とは比べものにならないほどの軽さにも驚き。 　M800では、ペン先が紙面から浮かない程度の絶妙な重量感が特長で、文字を書いている間、不思議なくらいの安定感があります。人間が文字を書く時、気づかないながらにペンを支えるためにわずかな力をペンに対してずっと入れ続けているのですが、このM800はペン自体の重量のために余分な力を加える必要性がなく、それがひいては長時間の筆記でも疲れを感じない秘密となっています。 　ところが、このM400は軽い。驚くほどに軽い。値段が値段だけに勇気は要りますが、指先でクルクル回しちゃいたいくらい軽いのです。 　この軽さに不安を感じている様子を見てとったのか、「業務メモなら、長時間の筆記というわけではないと思いますから、この軽さでも特に疲れるということはないと思います」と森山氏。なるほど、確かに業務メモ帳の筆記時間はせいぜい15分程度。日記だってそんなに時間をかけて書かない。延々と書いているのはむしろM800を使う時ですから、この心配は無用かも知れません。 　「ペン先も硬くて、どちらかというと筆圧の強い人向けです。でも、業務メモって意外と速記気味になるでしょう？ そうなると幾分筆圧が強くなるから、M400の方がピンとくると思います」 　そこまで読んで薦めてくるとは、さすが森山氏だと改めて感動。 　初心者の人は万年筆を先の方で持ちたがり、玄人になればなるほどペン尻に近い部分を持つように変わってきます。ペンを持つ時に余分な力が入っていると先端の方を持つ方がバランスが良く、余分な力が抜けると万年筆自体の重さで筆記する方が楽になるので後ろの方を持つようになるのです。このM400はキャップを外した状態ならコンパクトに取り回して使えるし、キャップを後ろに付ければペンの後ろを持った筆記にも耐えられるようになります。その自由度の高さもこのペンの魅力のひとつだと思います。 　「か、可愛い……」 　でしょう、と言わんばかりに森山氏がニヤリとされる。これはもう、買わないわけにはいかない。 　早速ペン先BのものをM字に研ぎ出してもらうことに。 　「ところでシルバー、どうですか？」 　森山氏の薦めているのは400のシルバートリム405シリーズのこと。 　400シリーズはキャップの天冠部やクリップなどの装飾が金メッキ加工されています。これが405になるとロジウム加工となって銀仕上げ（シルバートリム）となっています。 　M800は金だったので、今度は銀もどうですか、ということ。もちろんその提案に乗らせていただきました。 　今度は縞なしのブラック。シンプルさをコンセプトにまとめ上げたかったのです。青縞と銀か、黒と銀かで迷ったのですが…… 　「インクは……何かお奨めのものは？」 　「ターコイズとの対比なら、ブラウンはキレイですよ」 　試してみると意外と良い感じの色合いです。黒のボディとの調和も取れています。即決、このペンはブラウンとなりました。 　10日後、仕上がったM405を受け取りに再訪。 　「M800のようなヌラヌラはないですよ」 　と先に断られていましたが、やっぱり職人芸です。素晴らしいインクの出具合に感激しました。M字なので決して出過ぎて文字が潰れるほどではなく、それでいて擦れるようなケチな出方でもない。絶妙なインクの流出具合です。使い込んでみて思うのは、常におろしたてのようなインクの出方をしてくれ、切れることのない泉が組み込まれているんじゃないか、と錯覚しそうなほどにヌラヌラな書き心地がずっと維持されています。 　確かにM800と比べるとペン先は硬い印象があります。しかし、用途が用途だけに、ガーーッと書いていってキュッと小ぎれいに止まってくれるイメージのペン先にまた惚れ込んでしまいます。M800は急には止まれないイメージで、徐々に息を吐くように止まるような感じがあります。やっぱり歴然とした使い分けがそこにはあるのです。 　持った感じとしても、M800のような余りに太いボディより、このくらいの方が普段使いには魅力的です。気軽に持ち出してキュッキュッと書き込み、サッとペン入れに仕舞う。そこに躊躇もなければ、もったいぶった儀式もなく、ただ気持ちが向いた時に使えるという森山モデルが僕の手元に。これは随分素晴らしいことのように感じます。 　M800は僕にとって「頼るべきもの」で、M405は「飼っているペット」のような存在、と言えばかなり精度の高い表現だと思います。 　可愛いやつ、僕の手元でいつも元気にコロコロしているM405は、これもまたこだわりの逸品であると僕は大変満足しています。]]></description>
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		<title>万年筆：スーベレーン M800 緑縞 森山モデル</title>
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		<pubDate>Wed, 03 Feb 2010 07:08:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>くま社長</dc:creator>
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		<description><![CDATA[　僕の愛用品、ペリカン社のスーベレーン M800 緑縞 森山モデルです。ペン先が紙面から浮かない程度の絶妙な重量感、しっくりと手に馴染む若干太めなボディ、調整され、まるで紙の上を走るようにスルスル書ける感覚……売文を生業とする僕にとって、彼はまさに頼りになる相棒です。緑縞という、ちょっと変わったデザインにも込められたストーリーがあって、それまでもが僕の想像力をかき立てるものがあります。この万年筆を手にして以来、銀行などで使う複写用紙、水性ペン禁止の書類以外でボールペンを使うことが滅多になくなってしまったほど、僕にとって深く愛すべき1本となっています。 　僕が初めて万年筆と出会ったのは、多分小学生の頃。学校の先生がプラチナのデスクペン（DPQ-700）を持っているのに憧れて、町の文具店で買ったのが初めてだったと思います。万年筆の使い方も全然知らない子どもですので、当然使えるはずもなく、「物凄く使いづらく、よく出なくなるペン」という印象が強烈に残りました。僕と万年筆の出会いは、決して良質なものではなかったということです。 　ところが大学生になって、遅ればせながら国文学に興味を持って自分の意志で勉強に打ち込むようになった頃、原稿用紙に文字を書くことが大変増えたことから、再び僕の中で万年筆への思いが込み上がってきました。当時、メインで使っていたのが300円相当のインクペンだったのですが、何しろ大量の文章を書きますから半月もするとインク切れになってしまいます。300円なりに気に入っていたインクペンですが、ある日、ついにどの店に行っても見なくなってしまいました。どうやら生産が停止されたみたいなのです。結局別のペンを探すことになったのですが、その時手に取ったのが、小学生の時に買って使わずじまいになっていた、あの万年筆でした。 　大人になって使い方も分かるようになり、書き味に対する好みなどへの理解もある程度持って、使っているうちになかなか良いものだと思うようになってきました。安物の、ペン先だってスチール製ですから、どうしたって書き味が良いはずもなくて、頻繁に掠れたり、インクの出が悪くなったりするのですが、それでもなかなか悪くないと思ったのは、ドイツの親しい友人の多くがそれぞれに自分の万年筆を持っていて、その持ち物に結構こだわる様子を見ていたので、これに影響を受けたのは確かだと思います。彼らが持っている万年筆は本当に格好良い道具、普段使いの万年筆、生活の中のおしゃれっ気、というイメージがあって、当時も今も彼らのスタイルに強い憧れを感じています。 　数年前、インターネットで偶然見つけたのが、森山信彦氏の工房「フルハルター」です。そもそも万年筆の高い、安いの決定的な違い（ペン先）を知らず、そのペン先を調整するという行為自体をイメージすらできなかった僕にとって、森山氏の仕事は大変な驚きでした。こんな仕事があったなんて！ こんな方法で自分用に調整された万年筆が作られるなんて！ 　こういう人の存在を知って、ムズムズしない僕ではありません。早速にフルハルターへお伺いしました。 　唐突に伺った挙げ句、まずはお話だけでもお聞かせいただきたいのですが、と恐る恐るお願いしてみると、森山氏は笑顔で快諾してくださいました。 　森山氏は、無調整の万年筆を量販店で買い、その書き味が悪くて使ってくれなかったら、それはとても悲しいことであると僕に語ってくださいました。森山氏は顧客の万年筆の持ち方、筆跡などから、万年筆を持ったときの角度や筆圧を割り出し、ペン先の微妙な紙へのアタリを調整してくださると言います。通常、ペン先は主にイリジウムという稀少金属を用いており、これが耐食性・耐摩耗性に優れていることから採用されているのですが、一般的に売られている状態ではこのイリジウムが特に調整されていないためにカドが立っていたりするので、ペンの持ち方によってインクが掠れたり、出にくかったりする現象が生じるらしいのです。森山氏は顧客のクセを見抜いてイリジウムを研磨し、カドを取って丸みのあるペン先にし、紙面と接する部分に中心が来るように、その微妙な角度を調整してくださる。だから持ち主以外の人には使いにくく、持ち主には実に素直なペンになるそうです。素晴らしい！ 　さらに森山氏は実際の万年筆を見せてくださいました。 　この時出会ったのが、ペリカンのスーベレーン M800でした。第1印象は、「あ、面白いデザイン」でした。万年筆に渋さを求めていたので、理想的なデザインはモンブランっぽいものでした。だから茶色の縞模様（フルハルターで見せて貰ったのは茶縞だったのです）の万年筆はどちらかというと僕の路線からは外れていて、実は余り候補に上ってこなかったのです。 　後日、ドイツの友人の1人が「俺の万年筆は茶縞だよ」と言って写真を送ってくれたのですが、何となく彼らの持っている万年筆が黒っぽくて渋くて格好良いなぁ、というイメージがとにかく先行していたので、正直スーベレーンにはグッと来ませんでした。 　ただ、魅力に感じたのは吸引式という機構です。森山氏によると、ペンをそのままインク壺にドブンと直接突っ込んで、ペン尻をくるくる回すとインクが充填されていく。逆に回せばインクが排出される。インクの出し入れを繰り返せば掃除の役目も果たし、メンテナンスする必要はないとのことでした。事実、現在まで僕は掃除らしい掃除は一切していません。じっくり使ってやり、折に触れてインクを吸引しているだけです。 　悲しいかな、現在万年筆の多くがコンバータ式を採用しており、コンバータにインクを充填させて使うタイプが主流です。機構自体が廃れてしまっていて、現在はペリカンとアウロラの一部だけにとどまっています。ペリカンの万年筆にグッときたのは、むしろこの部分に対する思い入れに共感した事が大きいように思います。最近も森山氏とお会いした際にこの話題になったのですが、「これだけ合理的な仕様なのに、廃れてしまったのが残念でならない」と言い合っていました。 　しかし、デザインです。嫌いと言うほどではないにせよ、渋いデザインを期待していた僕としては、縞模様のスーベレーンのボディには余りそそられるものを感じませんでした。ところがドイツの友人が「Souverän の Streifen（ストライプ） にはこだわりがあるんだ」と前置きして、実はあの縞模様は種類の違う2色の樹脂を交互に引き延ばして整形する、しかも手作業で！ という話を聞いてしまったものだから、俄然見る目が変わってしまいました。本当に僕は影響を受けやすい人です。「97年のペンオブザイヤーで一番人気だったのは緑だよ」とも教えてくれたので、この段階でほぼM800の緑縞に決定していました。 　数ヶ月後、改めて森山氏にお願いして「優れもの（Souverän）」の調整をお願いしました。ペンの太さは、3Bを3Bとして研ぎ出して貰いました。 　当たり前のことですが、ペンの太さが細ければ細いほどイリジウムの量が少ないのです。そのため、3BからBやMに研ぎ出すというのが森山氏のスタイルらしいのですが、僕は太字の方がよかったので、敢えて3Bを3Bのまま研ぎ出して貰うようにお願いしました。 　万年筆の魅力は、書いた文字の様子にあります。水性のインクが滲む様子、濃淡の美しさ、こういう部分に個性が出てくる楽しさが万年筆の面白みなのですが、細字では今ひとつ表現しにくいのです。太字には最も万年筆らしい個性があって、僕はそれを求めて3Bでお願いしたわけです。 「では、ここに住所と電話番号、名前をどうぞ」 と、紙と万年筆を渡されて、かなり緊張しながらなんとか書き上げました。このとき、森山氏は僕のペンの持ち方や角度、筆圧などを見極めているそうで、後日心に余裕ができてからお聞きすると、 「そりゃ緊張しない人なんていないと思います。プロにじっと見られて書くのに、緊張しない人はまずいないと思いますよ。その辺は経験で、ちゃんと割り引いて見ているので大丈夫です」 とのこと。ただ、その時はやたら緊張したことで後悔し、ひょっとして凄く違った研がれ方をされるんじゃなかろうか、と不安で仕方ありませんでした。 　10日ほど後、森山氏から「完成しました」との連絡。矢も楯もたまらず、といった風でフルハルターに駆けつけると、いつも通り落ち着いた雰囲気の森山氏が待っていてくれ、僕のスーベレーンを手渡してくださいました。 　恐る恐る試し書きをすると、驚き！ 本当にスルスル、ヌラヌラとインクが出てきます。 　紙面に当たるペン先の柔らかいこと。 　そして、ごく自然に、たっぷりとインクが流れ出てきます。この表現を作家の山口瞳が「スルスル、ヌラヌラ」と表現したとかしないとか。実感が伴うと大いに頷けるものがあります。 　この部分、むしろ1本はネット購入なんかで安く売っているペリカン万年筆を買って、しばらく使ってみると良い。この経験がないと、世の憧れである森山モデルの真の素晴らしさは理解できないと思います。市販のペリカン万年筆だって、決して悪い商品ではありません。むしろドイツマイスターの真骨頂であるスーベレーンが、森山モデルでなかっただけで価値が皆無になるわけではないでしょう。……ただ、違う。森山モデルと比較して、全然違うことに気がつかないはずはない。僕はつい先日、吉祥寺ユザワヤが閉店するのに際し、スーベレーンが半額になるセールがあって妻のために求めたのですが、使ってみてあまりの違いに愕然としました。さすがにこの違いすぎる違いに気づかなかったら、それこそ宝の持ち腐れであると言うべきでしょう。 　インクの色は「ターコイズブルー」で。ペリカン万年筆の正統派と言えば「ロイヤルブルー」だと思います。どちらにするか迷いましたが、ターコイズブルーの鮮やかさ、濃淡がはっきり出そうな雰囲気が気に入ってこの色をチョイスしました。万年筆は途中で色を変えるべきではないと僕は思います。かなりペン自体に負担をかけることになるので、一度決めたらインクは絶対に換えないつもりです。 　万年筆とインクを受け取って、ほくほくして帰宅。密かに自室に籠もり、いざ、早速…… 　一種の麻薬みたいなもので、このペンでやたら何かを書いてみたくなる衝動がしばらく続きました。スーベレーン、“優れもの”と銘打たれたペンだけに、使えば使うほど手に馴染む太めのボディ、ペン先が浮かない程度の絶妙な重量を実現した安定感、そして森山氏の調整によって真価を得た滑るペン先。書いていくほどに味が出る、書いていくほどに手に馴染む、初めての経験に相当驚いたものでした。 「最初は違和感があることもあると思うけれど、そのうち解消されます。使い込んでください」 　実際、3Bという太いペン先のために、書き出しにインクが出ないことが当初は頻繁にありました。一旦インクが流れ出せば全然そういうこともないのですが、最初の一筆目で全然インクが出ない……相当長い時間試行錯誤して、ようやく流れはじめるという具合でした。これは太字のペン先によくあることらしく、森山氏は「使い込んでいくうちに解消されていきます」と仰っていたのですが、驚くべきことに、本当に最近では少なくなりつつあります。出ないときでも、「ん……」とほんの少し紙面に押し当ててやると簡単に流れ出るようになりました。こうなるともう、かわいくて仕方がありません。 　元々字は下手な方ですし、仕事柄多作であることを求められるので、あんまり落ち着いて書き味を楽しむことはないのですが、思索の旅に出て、その中で思いつく単語を書き出し、是非に盛り込みたい台詞や表現を書き出すとき、僕は決まってこの万年筆を使います。科学的には根拠のないジンクスみたいなものですが、この万年筆を持っていると、それだけで落ち着くのです。パソコンに向かうときは文章を書き上げるとき。その前段階の儀式として、万年筆でプロットを書き出す。その時は決まって深夜で、家族が寝静まってから。静かに、心落ち着けて、じっくりとやっていくのが楽しい。そういう思索の合間に緑縞のボディを眺めて、ああ、実は意外にこの緑縞も悪くなかったなぁと思いながら、今日もニンマリ万年筆を弄り回しています。 ペリカン社Webページ（本社はスイスです） フルハルター Webページ]]></description>
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