お前と、くま社長の、カレー談義。
なかなかのコストパフォーマンス!

なかなかのコストパフォーマンス!

 ふと気がつくと、僕は早ければ1〜2年、平均でも3年程度のうちにパソコンを新調しています。その事実を冷静に判断すると、

 

・実は長耐久の必要性はない
・5年先も現役、高スペックである理由も希薄になる
・3年もてばいいのなら、エアフローを追求する必要もない(発熱による劣化の前に買い替えるので)

 僕の自作に対する信条は、「長く使える最強の1台−高スペック、安定性、長耐久−」ですが、僕のパソコンの使い方に即して考えると、短期で買い替える以上、高スペックでも、長耐久でもある必要性はさほどないのだという話になってきます。ガッデム!
 制限が一気に緩んだ結果、様々な選択肢が出てきました。
 Dellの省スペースパソコン、
 ネットブック、
 小型ノートパソコン、
 もしくは自作機……
 あらゆる候補の中で、最終的に最も優秀だったのが、驚くべきことに、このMac miniだった、という訳なのです。

 まず本記事では、コスト面について言及していきます。

 今回、僕が購入したMac miniのスペックですが、購入先がApple Premium Reseller(Apple公認の販売店)でしたので、定価で買っています。89,800円。そこに4GBのメモリと500GBのハードディスクをちゃっかり増設してもらって、ソフト1本買っているので、最終的には38,000円高い128,000円で購入しました。

Core 2 Duo 2GHz
SO-DIMM 4GB
HDD 500GB
DVD-RW
GeForce 9400M 256MB
 FireWire 800端子 1基
 USB端子 5基
※FireWire 800というのは、Windowsユーザ的に置き換えるとIEEE1394と同じもの。

 CPUはインテルのCore 2 Duo 2GHz。キャッシュメモリが3MBらしいので、P7350だと思われます。ただ、このP7350ですが、どうやら日本では売られていないのか、または個体として一般流通はしていないのか、値段が全く不明です。性能は落ちますが、比較的近いのがT7250で、これが2009年5月時点で18,980円ですから、恐らく22,000円〜25,000円くらいじゃないかと思われます。
 メモリはSO-DIMM DDR3 4GBです。ただ、元々は2GBだったので、一応そちらで調べてみると、メモリはmicron社製のMT8JSF12864HZ-1G1D1で、恐らく4,000円前後。この製品も日本では流通していないようで、見る限りなかなか良い部品のようです。コストを落としやすいモジュール個数も8個の両面実装ですし、モジュール周辺には動作安定化チップが巡らされている辺り、悪いものには見えません。意外とちゃんとしたメモリに見えます。

2.5インチHDD。交換したものは外付HDDに作り替えてもらった。

2.5インチHDD。交換したものは外付HDDに作り替えてもらった。

 HDDは交換前のものが320GBのHGST(日立系列の大手ハードディスクメーカー)製品HTS543232L9SA02で、シリアルATA2を使用しています。回転速度は5400と多少遅め。お値段は5,500円前後と言ったところ。
 DVDドライブは、2層記録対応SuperDrive。普通のDVD±R DL/DVD±RW/CD-RWですが、2層式にも対応しているので、通常4.7GBまでしか対応していないのを、2倍近い8.5GBまで焼くことができるというものです。こちらはPIONEER DVD-RW DVRTS08。この製品もパイオニアのサイトには出ていなかったのでお値段不明。だいたい5,000円〜7,000円台といったところかな。

HGSTの表記が。シールにはAppleのリンゴマークの印字もされているので、専用で製造されたものだろう。

HGSTの表記が。シールにはAppleのリンゴマークの印字もされているので、専用で製造されたものだろう。

 問題はマザーボード。さすがにここがMacのキモですから、該当するものがありません。Socket P、GeForce 9400M、DDR3メモリ対応という高スペックのマザーボードですので、20,000円は超えている可能性が高いと思います。GeForce 9400Mは、nVidiaが最近開発に成功したチップセットで、グラフィック性能が非常に弱かったノートパソコンでも3Dを使用したゲームや業務ソフトを快適に利用できるように作られたものです。従来のものと比べて劇的に進化しているだけでなく、これまでAMDのCPUではGeForceシリーズも出ていたのを、今回、初めてIntel CPU用として開発されたものがこのGeForce 9400Mです。
 このGeForece 9400Mですが、今のところ専門サイトなどでベンチマークテスト結果が出ていないので、具体的なところは解りませんが、GeForce 9000シリーズは8000シリーズの実質焼き直しであると言われており、体感速度に違いはありません。だとすると8400GSより上、8600前後かな、という予測で大きく外れてはいないと思います。
 ちなみにこのレベルだと、ごくごく普通のゲームなら動きます。重い、ヘビーだと言われるゲームだと厳しいと思います。CAD関係のソフトでも普通に動くことでしょう。
 このGeForce 9400Mを中心にして、システムバス1066MHz、DDR3メモリに対応するなどの組み合わせで査定20,000円くらいでは随分安めかも知れませんが、とりあえずこの設定で計算しておきましょう。
 あとはケース。こちらも不明ですが、ブランド込み10,000円と計算しておきましょう。

 以上を合計すると、概ね66,500円〜71,500円でした。
 もし部品が全部手に入って自作した場合、一応18,000円〜23,000円程度安くあがる訳ですが、MacOS X LeopardとiLife ‘09の値段を入れると、この差額なんて吹っ飛んでしまうはずです。例えばWindows XP Professional OEM版を量販店で購入すれば18,000円はかかります。
 ただ、今の比較はフェアじゃありません。今はもう売られていませんが、ちょっと前にWindows XP Professional 通常版を量販店で購入する場合、38,000円前後かかった筈ですが、MacOS X Leopard 通常版は、14,800円で購入することができるのです。OEM版の価格は、多分iLife ‘09含めても9,400円程度であろうと思われますので、Mac mini1台あたりの利益率は、(すごく乱暴な算定ですが)10,000円〜15,000円前後になるのではないか、と予測されます。

 この差額をケチれば、確かに自作でWindows機を作る選択肢もあったと思います。また、DELLがこのMac miniに非常に似たパソコンを販売していました。これを買うというのもあったかも知れません。でも、僕はこの金額でMacに触れられるのなら安いと思いました。皆さんはどう思われるでしょうか。

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