新作MacOSなどいろいろに驚愕!

2009年06月09日 | カテゴリー アーカイブ 

 今朝、早速ネットを見てみると、なかなか興味深いことになっていました。
 WWDCにおいて、Apple社は、新作MacOS X Snow Leopardを予定通り紹介したのですが、

・OS全体がコンパクト化。6GBもスリム化し、Leopardの約半分に。
・完全64bitOS化。メモリも最大16TBまで搭載可能に。
・64bit化やスリム化に伴う加速、安定性向上。全体的なパフォーマンスも2倍以上か。
・OpenCLの登場。
・WindowsのExchange Serverとの連携により、スケジュールやメール、アドレス管理などが一元化。
・その他細かいバージョンアップ
・それだけついて、なんと3,000円程度。

 ということです。

 OSのコンパクト化は、次期WindowsでもminiWin構想というのが以前に噂になっていて、恐ろしいほどスリム化されたOSになるのでは……ということでしたが、MacOSの方がそれに近い動きをしているようです。従来15GB前後はあったLeopardが、仕様説明によれば5GB以上のディスク容量でOKとのことなので、これは相当なものだと思われます。
 ただし、Snow LeopardはIntel Macのみ対応しているので、PPC(従来のMac)ではインストールできないか、もしくは何らかの制限があるのかもしれません。

 64bit化というのは、……うーん、そうだなぁ……ある日、K領くんは、くま社長から頼まれて缶ジュースを10本買ってくることになりました。……
 K領くんはお馬鹿さんなので、1本買っては戻り、また1本買っては戻り…と繰り返しています。
 それを見ていた犬中さんはイラッとして、エコバッグを持って外に出て行きました。
 少しして、犬中さんは、エコバッグに残り8本缶ジュースを入れて戻ってきました。
 「そうか、袋を使えば速くできるんだ」
 K領くんは今、それに気づいたようです。
 ……ということ。つまり、従来は1度に計算するのは32個。だから32bitだったけど、64bitになれば一度に64個の計算ができるというわけ。だから高速化にもつながり、要領も良くなるのでPC的にも余裕ができる。非常に良いことなのです。
 ただ、64bitOSの弊害として、プリンタなどの周辺機器のドライバが対応していないケースもあり、もし対応ドライバが出ていないと、64bit化により使用できなくなることもあり得ます。それでも、ここ数年の周辺機器の多くが64bit版のドライバを出しているので、よほどのことでなければ大丈夫だと思うのですが。

 64bit化、スリム化により、全体のパフォーマンスもかなり向上しているようです。
 スリープや起動に関する速度も2倍程度スピードアップしているようですし、
 グラフィックの画面表示速度も2倍程度アップ、
 Time Machineバックアップにかかる時間も50%短縮、
 WindowsUpdateに相当するソフトウェア・アップデートも45%スピードアップなどなど、おおむね全体的に2倍程度速くなるようです。
 その中で目を引くのが、「Grand Central Dispatch」という仕組み。Core 2 Duoをはじめ、最近のCPUはマルチコアですが、アプリケーションレベルでマルチコアを要領よく使っているソフトはほぼ皆無の状態です。いくらマルチコアでも、シングルコアと変わりない設計のソフトでは、その真価は発揮できないわけです。Snow LeopardはOSレベルでこのコアの割り当てをサポートし、要領よく処理を流そうという仕組みとしてGrand Central Dispatchを組み入れたようです。この部分でも相当スピードアップが図られると思います。

 OpenCLというのは、つまり、グラフィックカードのCPUである“GPU”についての機能。
 よほどゲームとかビデオ編集でもやらない限り、グラフィック能力は普段眠らせておくことが多いわけですが、「眠らせておくのは勿体ないジャン!」ということで、GPUの空き容量を使い、CPUの処理を一部肩代わりさせようという仕組みです。つまり、第2のCPUになるという訳です。
 もちろんOSがサポートしているというだけの話で、ソフトがそれに対応しなければ無理なわけですが、C言語ベースの汎用性を考えると、すぐに対応ソフトも登場するものと思われます。

 Exchange Serverは、マイクロソフトのソフト。業務用ソフトのひとつで、メール、スケジュール、カレンダー等の統合管理サーバ構築のソフトのこと。これとシームレスに連動して、Macに標準装備されているメール、iCal、アドレスブックに反映させる機能が搭載されたとのこと。
 僕はたぶん使わない……と思う。

 その他、Mac版Windows Media PlayerであるQuick TimeもXへと成長。外見も色々変更を加え、パフォーマンスも向上させているようです。ほかにもExposeという、重なったウインドウ群を一時的に整列させる機能も進化を遂げているようです。
 WindowsでいうところのExplorer、つまりファイル管理システムですが、MacではFinderと言います。これも相当進化しているようで、iTunesに近い操作感を持てるように現状に手を加えたようです。説明が英文なので、詳しいところまでは掴みにくいのですが、ここも高速化が図られているような雰囲気です。

 ここまで盛り込まれて、お値段は、Leopardユーザ向けのアップグレード版が29ドル。3,000円程度の金額です。驚くべき金額ですね。この29ドル版でクリーンインストールができるかどうか…というのが某掲示板で議論になっていましたが、32bitOSを64bitOSに切り替える以上、やはりクリーンインストールの方が安心できますからね。僕も興味津々です。

 正直なところ、Leopardはすごく良いOSだと個人的には思っていました。
 快適に動いてくれるし、操作性は良好、どこも悪いところはないように思います。
 そりゃ、文句が完全にないわけではないにせよ、欲を出せば切りがないというだけで、事実、非常に優れたOSであると思います。多少の不具合がないとつまらないし、そういう子を躾けるのが醍醐味……というのは、長年Windowsとつきあってきたせいで、幾らかマゾっ気が出てきたのでしょうか。
 歴戦のMacユーザに言わせると、LeopardはWindowsにおけるVistaであると言います。失敗作、できの悪い子だそうです。彼らはLeopardには不具合が多すぎる、Tigerこそ最高のOSだというのですが、僕から言わせてもらえれば、
 「我が儘言うなよ、お前たち恵まれすぎ!」
 という感じです。Windowsユーザは泣いてしまいます。
 そんなわけですから、Snow Leopardはものすごい事じゃないだろうか、と思います。もちろん実際に9月に売り出して初めて分かる部分もあると思いますが、どんなことになっているのか、今からとても楽しみに思います。

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